さようなら、ほんわかぱっぱ
2000年代からなんだかもやもやしている。
そういってしまうと私の人生の大半はなんだかもやもやしながら、労働労働睡眠労働睡眠酒池肉林している訳だが。
何故もやもやしているのかというと子供の頃に感じていた2000年代というものが、きらきらして身に迫る〈未来〉だったからだと思うのだ。
奇妙 奇天烈 まか不思議
奇想天外 四捨五入
デマエ ジンソク ラクガキ ムヨウ
ドラえもん ドラえもん
ほんわかパッパ ほんわかパッパ ドラえもん
ドラえもん ドラえもん
ほんわかパッパ ほんわかパッパ どらえもん *1
奇妙奇天烈摩訶不思議でほんわかぱっぱな〈未来〉に心のどこかで憧れてたのだと思う。でもそんな気持ちも2000年を過ぎた頃から、よく分からないがどこかへ置いてきてしまった気がする。
もう二十一世紀なんだ。
そかそか。
うん、二十一世紀なんだ。 *2
そうなのだ、今がもうその〈未来〉になってしまっているのだ。どこかに置いてきたわけではない。認識しなければならない。辛い怖い震える、さむい。
今が将来なんだから、僕は将来の心配なんてしなくていいんだ。*3
わあ、どうしよう。と思う。でも、思うだけ。ああ、ほんわかぱっぱと思いながら、今後が心配になる。おかしい。
NO FUTURE NO CRY
未来はないけど泣いちゃだめさ *4
未来なんてないとか言っちゃってる。 ああ。ああ。皆、色んなことを言っている。
そういえば、うなだれたpepper君(電源は抜かれている)を暗い場所で見かけてなんとも言えなくなったあの気持ちに近いようなもやもやである。